友情のレポーターだった私の「変えたい世界」「なりたい自分」

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kininarukotoma

やさしさ

勉強のために部活を休部しました。パートリーダーという仕事を高1でやらせてもらってたにも関わらずやめるなんてそうとう無責任だったと思います。それにも関わらず「ぜったい後悔しない選択したほうがいいよ」と笑顔で送り出してくれた先輩や友人。職員室前の机で勉強してると「頑張れよ」って声をかけてくださる顧問、先生方、「応援してる!」って言ってくれる友達。たくさんの方々に毎日励まされていて、なんて私は幸せなんだろうと思います。そういうふうに周りの人に優しさをいただいたとき、私が真っ先に思うのは「こういう風に優しさを受けられていない世界の人に今度は私が優しさを与えたい」ということです。やさしくされるとやさしくしたくなる、やさしくなれる。これはHLABで学んだ大きなことの1つでもある気がしています。今回は、これに関連して「国際協力」「国際貢献」と私の現在について。ご存じでない方も多いと思いますが、中3のとき国境なきこどもたちというNGOの友情のレポーターとして貴重な経験をさせていただいてました。

 

「結局なんになりたいと?何のためにがんばっとんの?」

これもまた、最近よくかけられるようになった言葉の1つ。友情のレポーターのときの1年前の新聞記事読んでくれた子や報告会での内容を覚えてくれている子からは「結局国連ではたらきたいと?」とか「キャリアウーマン路線で真っ赤なルージュつけるほうにいくん?」とか聞かれることもあります。笑(そこまで覚えててくれてるなんてありがたい。そして今更はずかしいw)

1-2年前ならパッて答えられたこの質問、未来志向の自己分析をさぼってしまったせいか全く答えられず、最近は「うーんわからんけど…とにかく幸せに生きられない人のために働きたいわぁ」とかなんとか曖昧な返事をしてしまってます。文系の仕事ってなんか…大学まではすごくイメージできるし学ぶ内容もワクワクするようなものばかりだけど、いざ仕事にするとなると霧に包まれた感じがするんですね。官僚?うーん。弁護士?違うなぁ。NGO?国連?特に国際協力の界隈なんか、特に決まったルートもなく、キャリアアップのための転職を繰り返していかないとだし、本読んでても「大学のときに誘われて〇〇へ…」とかばかり。明確な将来像を思い浮かべるのが凄く難しい世界だと思います。モチベーションや面接の回答のためにも、「これ」っていう具体的な働き方を仮にでも決めておきたいんですけどね。

 

実はHLABで自分の専門に誇りを持っている素敵な大学生に出会ったこと、大学という場所や学ぶという行為がより魅力的に見えてきたこと、自分は好奇心が強いから実学よりはまずは知的好奇心をみたす「ワクワクする学問(哲学とか)」をやってみてもいいんじゃないかと思ったことなどから 幼いころからこれと決めつけていた「国際協力」という選択から1度離れてみようと考えていました。自分は義務感や使命感だけでそれをしたいだけで、それじゃダメなんじゃないか、「好き」を見つけないとって思ったんです。歴代の友情のレポーターの中でも、現在国際協力に関わってる人はほんの一握りですし、違う働き方も考えてみようって。

 

だけど、本を読んでも1番しっくりくるというかこれがやりたいなぁ、これを変えたいなぁと思うのは途上国の現状でした。やっぱり、10年間の信念はなかなか変わらないんかなぁ。でも一つ変わったのは、今まで「かわいそうだから、憤りを感じるから、救いたい…」っていう気持ちだけだったけれど、最近はそんな正義感+なぜそういう状況に陥っているのかが法学的、社会学的、経済学的に分析され学ぶ楽しさを感じるようになってきたんです。あと、問題意識っていう負の感情から入っても別にいいんじゃない?ってHLABの徹夜ナイトでみんなが教えてくれたこと、「世の中には間違ってることなんて1つもない」と知れたことが胸をすっと軽くしてくれました。

泥の中で笑うような将来

わたしが尊敬しているKnKのみなさんや菜津紀さん、栗山さやかさん、国際協力関係のみなさんに共通している雰囲気というのがあります。それは、「世の中にある種の諦観をもっている。悲しい現実を前に立ち尽くしながらも、その悲しみを静かに声に出して伝えている。紡がれる言葉はまっすぐで心にすっと入ってくる。はっきり言わないと伝わらない国の人と一緒に働いているからか、物事をはっきり言う。オンオフの切り替えが上手!お酒が好き。おいしいものが好き。面白い。ユーモアセンスが独特。映画好き。明るい!楽しい!」といった感じです。うわ~、こうして書いているとやっぱり私この業界で働きたいなぁって思ってきました。だって~、かっこいいじゃないですか~最高じゃないですか!!

先週のKnKの松永晴子さんの情熱大陸も見ました。「綺麗ごとじゃすまされない世界」「阿鼻叫喚の人人人」「文化や風習の違いから秩序というものが存在しない世界」途上国ってみんなそんな感じで、だからこそ「学問」がいかされないかもしれないのが、私、ちょっと怖いんだと思います。でもやっぱりそういう世界を変えたいっていう思いがあって、そういう世界に無性にワクワクして、そういう泥臭い経験をしていって思える気持ちに溢れてるなら少しくらい怖くたってその世界に1度は飛び込んでみないと絶対後悔するだろうなって思ってます。

いまのところの大まかな将来設計としては

UWCのアクティビティで広い世界を知る→ジャーナリズム&法学?開発?社会学?のダブルメジャー米大学→NGOや報道関係就職→大学院→NGOからJPO?新聞記者からネットメディア?ジャーナリスト?

うーん、大まかすぎるけど今の知識や経験じゃ絶対に決められないし何が起こるかわからない人生のほうが楽しそうだからあまり決めたくないけど、人に説明するときは「途上国の法整備に関わりたい。それか行動をおこすきっかけとなるジャーナリズムにも興味がある。かかわり方は色々あるけれど、社会の枠組みから理不尽に外された人を救いたい」と言おうと思っています。だからこそUWCに行って、自分が変えたい世界は何なのかを探していきたいです。

 

なぜ私がいま頑張るのか

これはもう自分に言い聞かせるような内容です。笑

なぜ、私がいま勉強に全力を尽くしてるのか。

A.UWCに留学したいから。

Qなぜそこに留学したいのか?

A.人は、問題を知らないと、見ないと問題意識を持たない。私はテレビでそういう世界を知ったから、実際に途上国に行ってその生の声をきいたから「途上国を変えたい」って思ってる。だけどもしホームレスの人がもっと身近だったら(長崎にホームレスいないんです)その支援に携わりたいと思うだろうし、難民の人と話したことがあれば日本の難民の受け入れに興味を持つと思う。今の環境じゃ身近に存在する社会問題は高齢化とか過疎化ぐらい。世の中をもっと広く見たい。世界をもっと身近に感じたい。戦争のある地域から来た子、皇族の子、大金持ちの子、差別を受けていた子などと教育という道でつながりたい。語り合いたい。

 

ぐちゃぐちゃにされたい。国際協力の仕事みたいに、「もうなにもできない、八方ふさがり、諦めたい、誰も助けてくれる人がいない」っていう状況の中で強く生きられる精神力、体力が私には無い。急に違う国に置いてけぼりにされても1人で生きられるような心身頑丈さ生活力をつけたい。文化の違う人の中生きるストレスに今のうちに慣れておきたい

 

そのために…受かることしか考えない。落ちてからのことはそのあとに考える!

最近学校で志望校提出とか高3での科目選択とか「留学に落ちた場合のこと」を考える機会が多く、私の口からも「もし落ちたら〇〇に入れるくらい勉強するけん」のような言葉が日常的に出てくるようになってしまっています。あと、落ちた場合のすべり止めの1年留学とかも考えようかな~ってずっと調べてました。

だけど周りの人から「頑張れ」って言われるたび、ここでやらなきゃいつやるんだって思います。倍率高いしもはや運もあるしで努力して受かるなんて保証はどこにもないけど、言い訳せず全力で頑張ってみようって。これ以上ないってくらい全力で頑張ったら、受かっても落ちても置かれた場所で咲けるはず。中学生の時姉妹のように仲良くさせてもらってた先輩から「うかるよ~だって鈴ちゃん頑張れるやん~」って言われたとき、受かりたいって心から思いました。だから、もう「もし落ちたら」の話はしません。落ちたときに考えます。今は目の前のことを確実にこなして、実現したい結果に見合う努力をして、必ず合格しようと思います。

さいきん勉強しかしてなくてこういうことを考える時間も減り、自分が自分じゃなくなるのを感じて少し怖いです。でも、絶対に後悔したくないので粘ります。あと9日で説明会~!では。 9月15日